垂井町提案型地域活性化事業の助成を受けて9月16日(金)に開催した、放課後ファーマーズ主催の講座「乾物ワークショップ」。ありがたいことに定員の枠はすぐに埋まり、乾物に関心の高い女性15名が参加してくれました。
講師の成田奈苗先生は、“乾物で世界平和を目論む”「DRYandPEACE」認定上級講師で、野菜ソムリエや野菜栽培士の資格も持つ野菜のスペシャリスト。採れすぎた野菜を無駄にしない乾物づくりにどっぷりとハマり、その面白さを伝えるべく愛知・岐阜を中心に講座を開催してみえます。
乾物、と聞くとまず思い浮かべるのが「切り干し大根」「昆布」「しいたけ」といった地味なもの。でも、先生が干すお野菜は色とりどりで、メイン料理になる乾物なのです。
その上、冷凍と違って保存に電気を使わず、備蓄が可能なので防災の備えという観点からも大変優れているというお話に、深く頷く方も多くいらっしゃいました。
話を聞いて満足してしまうのではなく家に帰ってすぐに始められるように、干し網と干した野菜を保存する紙袋をセットにした「スターターキット」付きでいつも講座を開かれており、今回のワークショップは「垂井の美味しい無農薬の野菜を知ってもらいたい」という想いも乗っけて、nekko farmと惠ファームの旬の野菜もご用意しました。
机に乗り切らないほどの乾物キットに、参加者の方も大興奮!
会場となった「古民家みずのわ」と同じ宮代地区で農業を営む「惠ファーム」の髙田惠子さんからは、大事に育てたお野菜のお話も伺うことができました。農家さんの顔が見える新鮮なお野菜。直接お話を聞くことで、お野菜への愛情も高まります♪
この日用意したお野菜は、ゴーヤ、オクラ、万願寺とうがらし、かぼちゃ、なす、しいたけ、玉ねぎの7種類。事前に同じ野菜を講師の先生に郵送し、乾物の見本を持って来てもらいました。
水に戻したりせず、干しただけの状態で味見タイム。玉ねぎはちょっとピリッと辛く、かぼちゃは「おやつになる!」と自然の甘さにみなさん大絶賛。サツマイモやジャガイモは乾物に向かないそうですが、ほとんどの野菜は乾物にできるとのこと。変色しやすい野菜は水にさらすなど一手間を。あとは厚みを揃えることがポイントです!
いざ家で実践するときに迷わないように、先生がまずデモンストレーション。同じ野菜を使ってもらうことで、文字や言葉では伝わりにくい切り方や網に置く位置などもバッチリ習うことができました。
次はいよいよ体験タイム!
「特に干す初日は晴れている日が望ましい」という先生の言葉を守り!?この日は台風が接近していることもあって、包丁を手にしたのはお一人だけ(笑)。ゴーヤはわたとタネを別に分けることで、失敗しにくい。というポイントを守り、自家製乾物づくりの第一歩を踏み出してくださいました。
お話し上手で面白い成田先生を囲んで、みなさん和気藹々。乾物トークに花が咲きます。赤ちゃん連れで参加していただいた方もみえ、終始和やかムードで2時間半の講座を終了しました。
●参加者の方の感想
「講師の方のお話がわかりやすくて、聞きやすかったです。野菜をたくさんいただけて嬉しい限り!地元の農家さんとコラボっていいですね。」
「野菜をダメにしてしまう割合が高めだったので、この講座を開催していただけてありがたいです。これで野菜を萎びさせることなく、美味しく食べられそうです。」
「とっても知識豊富でお話の上手な先生の講座で、楽しくて学びの多い時間となりました。乾物づくりのハードルがぐっと下がり、身近なものに感じましたし防災の視点からもとても素晴らしいものだとわかりました。たくさんストックを作って、周りの方にもプレゼントしたいと思います。」
などなど嬉しいコメントをたくさんいただきました!
「乾物の可能性を感じました。ネットももらえたからすぐできるのが嬉しい。」と、家に帰ってすぐに乾物づくりをした方も!
第2回の乾物ワークショップは2023年1月20日(金)
成田先生に加え、紅茶のプロフェッショナル奥田奈美先生による紅茶の美味しい淹れ方のお話や、フェアトレードチョコを使ったドライフルーツのチョコがけ体験も行います。
申し込みは下記の応募フォームよりお願いいたします!
https://forms.gle/Ppoftqnd8zM2F96HA
●大垣ケーブルTVさんに、イベントの様子を取材していただきました!
放送は9月29日(木)17:00〜「デイリーUP Plus」にて。ぜひご覧ください。