垂井の北部「不破の滝」の近くの山林で、原木の椎茸やマイタケ、なめこなど、いろいろなキノコを育ててみえる、山水さんご夫婦。小川のせせらぎが気持ちいい、ひんやりとした空気が漂う木陰には、キノコの菌を打った原木がやぐらのように組まれていたり立てかけてあったり。秋の撮影時には、様々な種類のキノコが食べ頃を迎えていました。
キノコの採れる秋から年明けに「慈鶏園」で販売もしているそうなので、運が良ければ買えるかもしれません。
「昔はこの奥にも集落があってな、今はもう誰も住んどらんけど、この道も行き来があったんや。」ご主人がそう教えてくれた道は、今は動物の往来があるのみ。遠い昔の暮らしに想いを馳せながらカメラのシャッターを切ると、静けさの中にその音だけが、こだまのように響くのでした。