「朝倉ビオトープ」
初耳の方も多いはずです。約5年前に、ロータリークラブの方が環境保全活動の一環で、朝倉運動公園の野球場の西側の山の麓にあった使われていない溜池を借りて作ったもので、木が成長してから公表しようと密かに活動されていたようです。70㎝もあったヘドロを除去し、少し広場をつくったり木を植えたそうで、鹿が植えた樹木を倒して食べるのである程度木が大きくなるまで鹿除けネットを張ったままにしています。
私が見に行った9月の下旬は、トンボの姿はほとんど見られなかったのですが、夏場は整備して3年目に真っ赤なショウジョウトンボが飛ぶようになり、今年も産卵していたとのこと。その他キイトトンボ、シオカラトンボ、種がよく分からないヤンマトンボなども来るようになったと、ビオトープの企画者である日之出印刷所の澤島社長が教えてくれました。写真は澤島社長が撮影したもの。
こんなに鮮やかな赤や黄色のトンボ。見たことありません。来年の夏、トンボを見に訪れたくなりました。
写真奥に見える池にはたくさんのモリアオガエルが卵を産むそうです。気持ちのいい景色に癒されますよね。
そして手前の広場には、夏の終わりになるとセミの抜け殻がいっぱい!そして10月に入ると帽子をかぶったもの、長細い形のものなど、色々なドングリが落ちていました。
「朝倉ビオトープ」は野球場の西側、獣除けフェンスの外にあります。この扉を開けてビオトープに行った際には、必ず元どおりに閉めて帰ってくださいね。池の中には入らないように。そしてため池以外の場所には立ち入らないようにして、ルールを守って生き物の生態系に触れてみてくださいね。